皆さんは労働の対価に何を求めてる？高い給与？
ただ漠然と、より高い給与を得られる方をなんとなく選んでない？
できればそんな人に読んで欲しいです。
自分の考えをまとめ直してみました。思考の整理用メモです。
最近、若い社員が就職した際に、会社に何を求めているのか気になっている。
昔であれば、出世して役職について良い給料をもらって生活を豊かにしたい。
とても真っ当な欲求のように見えるのだが、皆が皆労働の対価に「より高い給与」だけを求めているのでは無いらしい。
自分も正直、毎日生活費のお金のために働いている。
生活していくためなので至極真っ当なのだと思ってた。
生活費を除けば、高い給与より重要なことってなに？
家族と過ごす時間を台無しにしてまで給与を倍にしたいとは思わないと考えだした。
独身の頃ならいざ知らず、家族のことを考えると今は全く思わない。
ということは、重役になってお休みの融通が気かなくなったり、
仕事上のストレスが増えて生活の質が下がることも本意では無い、はず。
じゃあ、今自分は会社の中で何を目指して労働しているのか？
この問いに、今の僕は答えられない。
多少の出世と少しずつの給与アップは、皆も毎年考えていることだろう。
じゃあ、大出世を目論んでいる？となると答えはNOなのだ。
自分が労働に生活費以上のそこまでのことを求めていないことが分かってしまった。
この辺のことは、本来、学校から卒業して仕事を選ぶ際にまず一番最初に考えるべきところなんだろうなと感じている。
自分はこの辺を深掘りする作業が欠落していて、今更、アラフォーで再検討するに至っている。
資産運用のことを考えていると尚更このことを突き詰めておく必要がある気がしていて、労働を伴わない収益が存在するのだとしたら、「労働の対価」には何を求めるのか？
お金を増やすだけなら資産運用や副業など他のことで賄えるように努力するとしたら、自分の時間を一番多く消費する「労働の対価」には他の事を求めるべきではないか。
そんな気がしてきている。
QOL （クオリティ オブ ライフ）
そんな一言でまとめてしまえる自信はないが、人生の質、生活の質を担保しつつ労働を続ける目的には生活費の為以外にも、もう一つ目的が必要ではなかろうか。
それは「やりがい」などという曖昧な表現でぼかしたくない
達成できない目的でも構わないのだけれど、最近、巷で流行っているFIREムーブメントを見ていると尚更、労働の目的を自分の中で突き詰めておく必要性を感じている。
一応補足しておくと、FIREとはFinancial Independence Retire Earlyの略で、
いわゆる、経済的自立と仕事の早期退職を達成することらしい。
この早期に経済的に自立してリタイヤすることをよしとする人が増え出している中で、FIREした後もやはり何かしらの「仕事」をしている人も多くいると聞く。
生活費のために稼ぐ必要がなくても、自分の求める何かの為に、やはり働くらしい。
あなたのライフワークはなんですか？
ライフワークまたは天職は、人が生涯の仕事として人生を捧げたテーマのことである。
※Wikipediaより引用
そんな大それたこと、一般のサラリーマン労働者には関係ないんじゃない？
お金持ちじゃないんだから生活のための労働だけ考えていれば良いんじゃない？
そう笑われてしまいそうだけれど、もう一度これについてしっかり考えておく必要がある気がする。
より高い給与を求め続ければ、幸福感が最大化する、とは限らない。
じゃあ、何をライフワークとして働き続けるのか？
遅かれ早かれ皆、定年を迎えて引退して、人生から仕事の部分がすっぽり抜け落ちた後に、自分の器の中には何も残っていないことに気がついてしまう。
そうなる前に、自分の中にぽっかり穴が空く前に考えておきたいと思う。
あなたのライフワークはなんですか？
自分の中にその問いに対する答えは、今はまだ無い。
