会社員になって、「目的」としている事は、給与の額を最大化して、それを出来るだけ長期にわたって安定的に受け取ることを目的にしている。
そう言い換えられることに気がついた。だけどそれだけでいいのだろうか?
会社員として自分の働く「目的」に疑問を持っている人は、考え方の参考になればと思います。
言ってみれば、稼ぎ切って目標達成と言う終わりもないことにも気がついた。
いち早くこの額を稼げば、目標達成したので早く終わると言うことが、ない。
もともと生活費を稼ぐことを目的としているのだから、大きい額を稼げば生活がもっと豊かになるだけで、サラリーマン人生が終わるもんでもない。
大体の人は、生活費がもっと欲しくて足りない足りないと感じているのではないだろうか。
自分も若い頃にバイトをしていた時分には、もっとバイト代が多ければ楽になるのにと感じていた。
幸いにも若い時より多い額を稼いでいるはずなのに、もっと多くの額を稼げば生活が楽になるのにと言う感覚は、20年経った今でも案外変わらない。まだまだ足りてないのだ。
お給料が増えても生活は楽にならない?
特別、贅沢をしている感覚はないのだけれど、20代で感じていた当たり前の生活は、アラフォーの感覚の当たり前とずれてきていて、少しずつ贅沢病にかかっていることに気が付かないでいる。
巷でFIREと言う言葉が聞かれるようになって久しい。
自分自身の心地よい、満たされた生活を過ごすにはいくらの年収が必要か定量的に測ってしまって、資産を持ったりして働かない収入で永続的にその金額を達成することができるなら、もう働くことを卒業することも良しとする考え方が、今はあるようだ。
それでもこのFIREを目指す考え方のほうがゴールが明確で健全のように感じる。
お金は稼げれば稼げるほど良い。
貯蓄は多ければ多いほど良い。
生活費は使える額が大きければ大きいほど幸せだ。
知らない間に自分にそんな考え方が刷り込まれていたようで、もしもこれを達成したならばお墓の中に入った時が一番お金持ちという皮肉な状態を達成してしまう。
もちろん、私自身はこの、最高にお金持ちの状態を実感することなく死ぬという。。
これを回避するには、、
どのくらいの収入のどのような生活が最適で幸せなのかを自分自身で知らなければいけない。
そして余ったお金を出来るだけ貯蓄に回すという思考を変えて、現在を幸せにする為にも、お金を適度に使わなければいけない。
お給料って見た目が増えていってもお金は、意外と余らないようにできている。
税金だって社会保険だって、昔より負担感は増えている。
物価だって実は昔より上がってきている。
こんなにチーズの内容量って少なかったっけ?
アイスってこんなに高かったっけ?
気付いた時にはお金は余っていないはず。
そんな生活を続けていれば、給与の額を最大化するよう努力し続けても、生活って意外と楽にならない。じっと手を見るばかり。。
じゃあどうすればいい?必ず考えるだけでなく実行しよう!
生活は足るを知ること。
支出は計測して過去と比較し、予算をはみ出さないこと。
収入は貯蓄を先に切り分けて長期のインデックス投資に積み立てること。節税すること。
収入の上乗せする手段を常に模索し実行すること。
そして、収入の一部は今を大事にするためにも使うこと。経験になること、違う価値感を知る機会には思い切って使うこと。人に贈り物をすることも大事にする。
自分への戒めとしても今一度記しておきたい。